IMCCD 高山さんからの手紙 #041
大切に受け継がれてきた伝統行事を守り、後世へと伝えよう
カンボジアの国民が大切にする様々な伝統行事
みなさん、こんにちは。春爛漫の桜がきれいな時期ですね。私は昨年11月から今年の2月まで日本に滞在して活動しましたが、3月からは再びカンボジアへ。これから一番暑い季節がやってきます。今回は、カンボジアの今年一年の祝日を紹介しましょう。
- 1月1日/インターナショナルニューイヤー
- 1月7日/ポルポト政権からの解放日
- 3月8日/国際女性の日
- 4月14~16日/カンボジアクメール正月
- 5月1日/国際労働者の日
- 5月14日/シハモニ国王誕生日
- 5月15日/仏誕節
- 5月19日/王室始耕祭
- 6月18日/モニク前王妃誕生日
- 9月24日/憲法記念日
- 9月24~26日/プチュン・バン(お盆)
- 10月15日/ノロドムシアヌーク前国王記念日(命日)
- 10月29日/シハモニ国王即位記念日
- 11月7~9日/水祭り
- 11月9日/独立記念日
カンボジアは王国で、王室に関する祝日が多いのが特徴です。国民が一番心待ちにしている祝日は、4月の正月、9月のプチュン・バン(お盆)、そして11月の水祭りです。お正月は一年で一番暑い時期。家族みんなで故郷に帰省し、料理を作ってお寺にお供えしたら、家族や親戚、友だちと楽しい時間を過ごします。プチュン・バン(お盆)もお寺に行くのが習わし。仏教国なので仏事行事を大切にしています。水祭りは、王様は首相、国民などが応援する中で、50人以上が乗る木製のボートが競争する、迫力のある伝統行事です。
国を想い、伝統行事を大切に。
カンボジアの人々は伝統行事を大切にしています。それは子どもも含めて、”国”というものへの意識を高く持っているからでしょう。小学生の子でさえも「村の地雷を除けてくれることは大変有難いです。国民を代表してお礼を言います」と言い、最初は驚きました。
日本の祝日にもたくさんの伝統行事があります。昔の人々が大切にしてきた伝統文化を楽しみながら、後世に伝えていけるよう守っていきたいですね。