IMCCD 高山さんからの手紙 #033
夢に向かい、チャレンジし続けることの大切さ
新しい夢に向かってチャレンジする季節が到来!
みなさん、こんにちは。春は新しい活動が始まる季節。みなさんは、どんなことにチャレンジしようと思っていますか。夢を叶えるための挑戦は、実にすばらしいことです。きっと目が輝いていることでしょう。まもなく73歳となる私も、ずっと夢を持ち続けてきました。夢に挑戦し、叶ったらまた次の夢に向かっていく姿を見ている家族は、私のことを「夢くい虫」と呼ぶほどです。
夢を叶えるために、困難を乗り越えカンボジアへ
定年が近づいてきたころの私の夢は、「カンボジアで活動すること」。妻からは猛反対され、困難な夢ではありましたが、定年から3日後にはカンボジアに行く飛行機に乗っていました。さらに2つ目の夢であった「カンボジアで地雷処理の活動をすること」にも挑戦。精神的な不安やお金の課題など問題が山積みでしたが、4年間の歳月をかけて、その夢も叶えることができました。
3つ目の夢は、「NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)を立ち上げること」です。またしても困難の多い夢でしたが、多くのみなさんの支えがあり、①地雷や不発弾の除去②地域の復興支援③平和構築のための啓蒙活動という理想の活動を2011年7月にスタートすることができました。
まだまだ続いていくこれからの私の夢
今の夢は、地域の復興支援を進めるために、「クマエ蒸留Co.,Ltd.の発展を促進させること」です。カンボジアが自立発展をするためには、農業の発展が欠かせません。カンボジアのすばらしい農産物を用いた加工産業を興し、世界へと発信すれば、カンボジアは必ず自立復興することでしょう。そのモデルとなる会社が、IMCCDが支援している「クマエ蒸留Co.,Ltd.」です。現在、地雷処理をして安全になった9ヘクタールの農地で、様々な農産物を育てています。今年は、農薬を使わずに品質のよい農作物を作り、世界に通用する産品に加工することが目標です。
私の夢は、まだまだ終わりそうにありません。みなさんも、多くの夢を持ち、叶えるための努力を続けていきましょう。きっとすばらしい未来が待っているはずです。