星空の観察
わくわく理科実験!
毎回、たくさんの参加者を集めている『わくわく理科実験』。今回のテーマは「星空の観察」。参加者全員が実験キットのプラネタリウムを作り、いろいろな星座を観察し、夜空を彩る星座の動きについて学びました。
キットを使って、プラネタリウムを作成
第7回の「わくわく理科実験」は、特別な実験キットを組み立てて自分だけのプラネタリウムを作成しました。作成したプラネタリウムで星空を観察して、いろいろな星座の名前や形を覚えたり、星空の動き(日周運動・年周運動)を理解することが目的です。 プラネタリウムというと、科学館にあるような巨大な装置をイメージするかもしれませんが、右の写真にあるような簡易的なものでも、充分に星空を投影することができるのです。しかも見たい星座を目の前で自由に投影することができるので、映し出されたときの子ども達の反応はとても良かったです。
約1時間半でプラネタリウムが完成
黒い厚紙に描かれた星座の1つ1つの星に小さな穴をあけていきます。(これが地道な作業でとても大変でした。〈泣〉)星の穴をあけた黒厚紙を円柱状にして、中から豆電球の明かりで灯せば簡易的なプラネタリウムの完成です。今回製作したプラネタリウムの大きさは高さが20cm程のものですが、浴室ぐらいの広さの暗室でも投影することができる優れものです。
入試問題にもチャレンジ!
観察したのは、「さそり座」「おおぐま座」「こぐま座」など全部で11種類の星座です。 実際の夜空のような星座の動き(日周運動・年周運動)を、中学3年生で学習する内容にも触れながら、観測しました。 科学館で見るような本格的なプラネタリウムのようには鮮明ではありませんが、自分で夜空を回転させながら見ることができ、子どもたちは、星の動きを知ることに興味津々で真剣に観察していました。その後、特別なワークシートを使用して、観察記録を作成。記録を残すだけでなく、入試問題にもチャレンジしてもらい、理解をさらに深めることができたと思います。 夏の星座を見られるのもあとわずか。夜空を見上げて、今回覚えた星座を実際に探してみてくださいね。