わくわく理科実験
細胞の観察

細胞の観察

わくわく理科実験!

毎回、たくさんの参加者を集めている『わくわく理科実験』。今回のテーマは「細胞の観察」。参加者全員が顕微鏡を作り、いろいろなものを観察してみました。

顕微鏡の構造はとてもシンプル

第6回の「わくわく理科実験」は、ミクロの世界を観察して、物質を構成しているものを探るのが目的です。そのために、まずは身近なものを利用して、顕微鏡を作ってみました。 顕微鏡というと、高価で複雑なものをイメージするかもしれませんが、レーベンフックのカード型顕微鏡なら、シンプルな構造のため、小学生でも容易に作ることができます。必要なものは、ガラス粒、厚紙、黒ビニールテープなど、すぐに手に入るものばかりです。

約15分でガラス顕微鏡が完成

名刺サイズの厚紙を半分に折り、パンチで穴を開けました。次に、厚紙の片方の裏側に黒ビニールテープを貼り、キリで穴を開けます。厚紙の表側から黒ビニールテープに開けた穴にガラス玉を押し込みます。これで完成です。今回使用したガラス玉の直径は、約1.5ミリなので、倍率が約150倍の顕微鏡ができあがりました。

植物の細胞に感激!

観察したのは、「タマネギの薄皮」「葉っぱ」「ティッシュ」「食塩」などです。セロテープに見たいものを貼り、作った顕微鏡のガラス玉のない方の穴に貼り付けて、ガラス玉の方から覗きます。 普通の顕微鏡のようには、鮮明ではありませんが、それでも葉っぱの細胞などをしっかりと観察することができました。 また、携帯カメラやデジタルカメラを用いて、顕微鏡写真も撮影。プラズマTVに映して、みんなで観察成果の確認をしました。 その後、観察記録も作成。実験結果を残すだけでなく、気づいたこと、感想、疑問点などを書き込むことで、理解をさらに深めることができたと思います。